栄光ある孤立

インディー大学生は語る

日本での知名度0なオーストラリアのバンドたち

 

 

突然ですが、「知ってるオーストラリア人セレブの男性の名前を五人教えてください」と聞かれたら、誰の名前をあげますか?

 

わたしならきっと

 

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クリスヘムスワースさん

 

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ヒースレジャーさん😢

 

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アッカダッカことAC/DC

 

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テームインパラ

 

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King Gizzard & The Lizard Wizard


このあたりを答えると思います。さて、意図的に選ばれたこの五枚の写真から、もう勘のいい人は私が何を言おうとしているかお気づきではないのでしょうか。

 

そうです。オーストラリア人男性の皆さんの異様なまでのロン毛率の高さについてです。メルボルンシティを歩きながら街行く現地の男性に目を配ると『ロン毛にあらずんば人にあらず』と口ずさんでしまいそうなほどロン毛率が多いのです。逆に髪が短いひとは一見オーストラリア人(白人)でもヨーロッパや北米からのワーホリやバックパッカーである確率が高く、その証拠に彼らの近くを通ると北米アクセントの英語を喋ってたりドイツ語やスペイン語、フランス語または非ネイティブの英語を話しています。クラブで長身のスキンヘッドの男性を見かけ、絶対オージーじゃないんだろうなと思ったら彼は友達が連れてきたフラットメイトのスウェーデン人でした。オーストラリアで培った、オージーと非オージーを一発で見分けられるこのしょうもない特技をどこかで生かせないでしょうか。

 

現地でできたオージー男性の友人たちも例に漏れずロン毛でした。

 

このことについて当事者に直接聞いてみると、オーストラリアは沿岸部にしか人が住めなくて、サーファー文化が発展しかたらサーフィンしない人までロン毛のサーファーがイケてる男性像として浸透した説そういうジャンルのロックが好きな人たちが好きで伸ばしてるだけ説を的確な指摘をしてくれました。そんなことちゃんと冷静に分析しながらロン毛にしてるのかと思うと感心してしまいます。

 

本日一発目にご紹介するバンドもブリスベン出身のロン毛集団ことThe Belligerentsです。

 

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 日本がまだ正月でまったりしている時期に行われたクークスの前座を演っていたのがこのバンド。イアンカーティスやトムヨークに負けないぐらい、ギグが始まる前に一発キメてきたのかと思うほどのヤバめのダンスを終始披露していたボーカルがリコーダーを吹き出してたのが強烈で、家に帰ってからググりアルバムを一通り聞いたところでどハマりしました。基本的に踊りたくなるサイケポップですが、メロディラインがとてもキャッチーで、かつ轟々と残響が響く力強いサウンドのナンバー揃いです。ただボーカルの声がひたすら高いのでそこで好き嫌いが別れそうかな、というところ。ちなみにファームハウスの中にスタジオがあるそうです。

 

結成したのは2010年ですが去年やっとデビューアルバムScience Fictionが発売されました。 帰国後にアナザースカイを観ていたら何度か流れていたので、日本でもある程度知名度があるのかもしれません。


以下、好きな曲です。

 

1)ブレードランナーやフラッシュゴードンのような80年代のSFがインスパイア源だという、MVがわざとらしくも魅力的なFlash 

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2)「なるほど、これがオーストリア人作曲家モーツァルトの『きらきら星変奏曲』に対するオーストリアからのアンサーソングね」と、どこかの三流音楽評論家が言ったとか言わなかったとかいうCaroline

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3)ギグで一番盛り上がっていたアルバムのタイトルトラックScience Fiction 

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MVはなかったですが一曲目の Sorry to SayやBefore I amもかなり好きです。

テームインパラのツアーの前座とかで来日とかしてくれますように。。

 

続いてご紹介するのはThe Smith Street Bandという我がメルボルン出身のバンド。正直あんまり好きな音楽ではないですがこの曲だけ歌詞がエモくて大好きです。オージーの友達にスミスが好きだと言ったらスミスストリートバンドもいいぞと教えてくれました。

 

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人んちのリビングルームに住んでる 君に最後に会ってからベッドで寝てないっていうのは本当だ

床とかソファで寝ているんだ 俺の身体が悲鳴をあげながら求めてる8時間睡眠はできないけれど

 

ドライブしながらドライブについての歌を歌う

君以外の誰とも楽しいことをしたくない

だから夜中に*1グレートオーシャンロードを通って行ってくれ

俺は三時につくから 今の俺となりたい俺の中間で会おう

 

だって毎日の夜が土曜日の夜で 毎日が月曜の朝で

すべてのことは今までに起きていて 忠告の一つすらされなかった

お互いについて信じていたことは 正しかったって証明されたみたいだね

そんで俺たちのなかで残っているのは*2キングの言葉だけ

''俺たちの夢を台無しにするな''って

(拙訳)

 

*1 グレートオーシャンロードっていうのはメルボルンのあるビクトリア州にある有名な景勝地かつそこに沿う海岸の道路のことでメルボルンのシティから車で三時間ぐらいかかる場所にあります

 

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*2 キングとはThe Benniesというメルボルン出身のバンドのベーシストのジュールズakaキングジュールズのことで、スミスストリートバンドがThe Benniesと対バンした時に態度が悪い酔っ払い観客が喧嘩をし始めて、それを見かねたキングさんがその酔っ払いを窘めようとしたところ、酔っ払いはジュールズさんの頭でボトルをカチ割り、その破片で彼の腕をブっ刺し、満身創痍のジュールズさんはDon't Fuck with Our Dreams!と言い放ったそうです。

 

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ジュールズさん。やはり人が良さそう。

 

そして最後にご紹介するのはその気の毒ベーシストが在籍するThe Benniesです。この記事を書き始めるまで知らなかったのですが、どんなバンドかと思って聞き始めたらスカとパンクの融合みたいな面白い音楽だったので一応音源を貼っておきますね。

 

Get High Like An Angel レゲエっぽい出だしとポップパンクっぽいサビ。やっぱりメンバーがロン毛だらけですね。

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Legalise(=合法化)。美メロなのに「大麻を合法化しやがれ」ってだけの内容の曲。

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Party Machine 一番人気の曲と思われる。♪ヘイヘイマザファッカーパーティーマシーン〜 こういう偏差値35なノリの曲大好きです。

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渡豪前はテームインパラとコートニーバネットぐらいしか知らなかった私ですが、それ以外にもいいバンドがたくさんいることが分かったのでこれからはラリアのインディーロックシーンからも目が離せませんね。ご愛読ありがとうございました。